人見知りの赤ちゃん、実はとっても賢い?!

 

ニコニコ
あらー愛想良しだね♡
将来はアイドルやジャニーズかな♡

数ヶ月後

ぎゃーーーーーー!!!!
人見知りなんてしたことなかったのに、急になんで!?
これが魔の生後3ヶ月!?

人見知りは脳や体、心が成長している証拠です!
心配しなくても大丈夫!
「うちの子賢くなってるのね」と温かく見守りましょう

生まれてすぐは天使のスマイルを見せていた赤ちゃん。

しかし、生後数ヶ月をすぎると人見知りが始まります。

個人差もあり、人見知りを全くしない赤ちゃんもいますが、多くの赤ちゃんは見慣れたお母さん以外を受け付けなくなります。

しかし、人見知りは体や脳、心の成長のサインです。

なぜ人見知りは起きるのか、それらを把握することで、安心して、暖かく見守ってあげましょう。

人見知りはなぜ起こるの??赤ちゃんの心理状況は??

人見知りは

「近づきたいけど、怖い」という心の葛藤が原因!!

平成25年に科学技術振興機構が発表した研究結果があります。

それによると、赤ちゃんの人見知りは純粋に相手をよく分からず怖がっているわけでなく、【近づきたい】【けれどもこわい】という【心の葛藤】が原因であるとされました。

さらに、こちらの研究では赤ちゃんを対象としたものだけではありません。

学童も対象にした結果もやはり同じように【近づきたい】【けど怖い】という心理状態が働くことがわかっています。

ただただ恐怖や怯えだけで泣いているわけではないのですね。

人見知りの赤ちゃんの特徴とは?

人見知りの原因は

【相手に近付きたい好奇心】と【怖がりという気質】が深く関係している。

言い換えると

【好奇心が旺盛】【警戒心は持ちながら】【何でも吸収しようとする】タイプだということ

人見知りの強い赤ちゃんは【相手に近づきたいと思う好奇心】と【怖がりという気質が強い】ことが強く関係していることがわかりました。

人見知りをすることは決してマイナスではありません。

言い換えると【好奇心が旺盛で、警戒心はきちんともちながらも、何でも吸収しようとするタイプ】です。

そう考えると、生まれて数ヶ月、数年の小さな赤ちゃんも素晴らしい能力を持っていることがわかりますよね。

人見知りの発動ポイントって??

野生動物は目をじっと見ると本能的に恐怖や警戒心を持つ

赤ちゃんもそれと同じで、視線を受けると

「なんだか怖い」と感じて人見知りになります

でも、日常的に接している両親ならばじっとみていても大丈夫!!
むじろ、視線を合わせて微笑むことでより信頼感や安心感を、幸福感が増すので、赤ちゃんとのアイコンタクトは大切にしてください

人見知りをする赤ちゃんの多くはの人見知りの要因の1つとして【相手の目】に注目します。

動物は本能的に目が合うことによって、脳の扁桃体(へんとうたい)という部分が働き、恐怖や警戒心を感じることがわかっています。

それが人間にも備わっているのです。

赤ちゃんもじっと目を見つめられると【近づきたい気持ち】よりも【この人なんだか怖い】という気持ちの方が勝ってしまい、人見知りを発動します。

生後2〜3ヶ月ごろには母親を認識できるようになっています。

だからママがじっと見つめても大丈夫。

信頼しているママやパパからの目線は、愛情や笑顔、幸福感に結びつくため、どんどんアイコンタクトでコミュニケーションを取ってあげてください。

赤ちゃんの人見知りは発達が良好な証拠!!

まああ!!抱っこしようとしたら泣くなんて!!
赤ちゃんが人見知りするのは、親が社交的じゃないからよ!
外に出してるの!?家の中に籠ってるから人見知りするの!!
それに、なかなか私たちにも会わせてくれないし、核家族で両親以外と触れ合わないからこんな風に人見知りする子になるのよ!!
もっともっとうちに連れていて、私たちにも会わせなさい!!
そしたら人見知りなんてしなくなるわよ!!!

お姑さん

そんなことはありません。
赤ちゃんが人見知りするのは、良好に発達している証拠です。
周りの声に振り回されないで!!

研究結果からもわかるように、赤ちゃんは体も脳も日々成長しています。

ママとの違いを明確に理解して、相手は怖い人なのか、安心できる人なのかを全身全霊で見極めているのです。

人見知りすることは、決してマイナスな要因ではなく、素晴らしい赤ちゃんの本能であり、日々の発達によって獲得した賢さともいえますね。

人見知りの対策法はあるの?

人見知りされないための三箇条

赤ちゃんをじっと見つめない=慣れてきたと感じたら、目を合わせて優しく笑ってあげましょう

将を射んと欲すればまず馬を射よ=赤ちゃんよりもまずはママと仲良くしましょう!

赤ちゃんの記憶力は侮れない=頻繁に会うことで慣れてもらおう!

赤ちゃんを見つめない

人見知り発動ポイントとして、相手の『目』が大きく作用します。

赤ちゃん自身と普段接する機会の少ない人は、思わず可愛い瞳を覗きこみたくなる気持ちをぐっと抑えて、あまりじっと見つめないようにしてあげましょう。

そして、少し慣れてきて赤ちゃんが泣かずに目を合わせられるようになったら、優しく笑ってあげてくださいね。

赤ちゃんでなく、ママと仲良くしよう

赤ちゃんは相手自身だけでなく、ママがどのように相手と接しているかをよく見ています。

なので、まずはママと私は仲良しですよ、危険な人物じゃないですよ。

と一歩下がったところからアピールしてみましょう。笑

笑顔で相手と話すママを見て、赤ちゃんも少しずつ心を開いてくれるはず!

頻繁に会うことで顔を覚えてもらおう

赤ちゃんは大人が思うよりも記憶力が良く、顔や声、シルエットを覚えています。

実際我が家の2人の娘も、赤ちゃん時代の人見知り全盛期でも、久しぶりに会う祖父母には大泣きしませんでした。

『ちゃんと覚えてるんだな…』なんて思った記憶も。

もちろん、タイミングや機嫌によって泣く時もたくさんあるので、赤ちゃんは泣くのが仕事と思って、あまり身構えないで下さいね

まとめ

人見知りは良好な発達の証拠です。
赤ちゃんが慣れるまで、泣かれるのは我慢しましょう。
もう少し大きく慣れば、笑ってくれるはず!

可愛い赤ちゃんに泣かれてしまうと、【怖がらせちゃったかな】【嫌われちゃったかな】なんて、大人は思って しまいますが、そんなことはなさそうですね。

人見知りをする赤ちゃんはとても賢く、日々成長しながら【ちょっと怖いな…でも近づきな…】なんて心の葛藤をしています。

そんな素晴らしい赤ちゃんの特徴を理解して、泣かれてしまっても不安に感じず、ゆったりとかまえてあげてくださいね。