『ひとたらし』と聞くと、皆さんどのようなイメージが浮かびますか？

周囲から老若男女愛される人気者?

ホストのようなモテ男?

年上も年下も虜にする魔性の女性?

はたまた詐欺集団のラスボス…?

良い意味から悪い意味まで、さまざまなイメージがあります。

しかし、『ひとたらし』元々、2種類の意味で使われていた言葉です。

人たらしとは？？

人たらしとは魅力的な振る舞いや言動、見た目などによって多くの人に好かれ、愛される人を指します。

一方で言葉巧みに相手を騙すような意味合いも含まれます。

①はイメージ通りの意味合いですね。

②の人を騙して〜というのも、マイナスな意味だけでなく、自分をうまく魅力的に相手にみせ、好感度のある人を演じるとも取れます。

どちらも人に好かれて騙すこともできてしまうくらい“魅力的のある人“とも言えますね。

人たらしってどんな人？？

どんな人が多くの人から好かれ、愛され、魅力を感じられる人だと思いますか？

私が『この人は人たらしだなぁ』と感じる、具体的な6つの例を挙げて行きます。

空気を読むことができる。

空気を読んだ言動や発言、立ち振る舞いができる。

誰にでも平等である。

感じの良い態度で接して相手を尊重したり、時によっては立てる。

聞き上手である。

人の話をしっかり聞くことができる。

共感力が高く、相談事のアドバイスが的確。

ポジティブでユーモアのセンスを持っている

悪口や愚痴を吐かず、明るいオーラを持ちプラスな言動が多い。

過剰ではなく、適度な自信も持っていて皮肉や嫌味にもユーモアで返せるセンスがある。

真面目である。

嘘をついたり、ズルをしたり、手を抜いたりする姿勢が見える。

「この人なら信頼できる」という印象が強い。

行動力がある。

何事も言い訳をせず、きちんとやるべきことをできるだけ素早く行うパワーやエネルギーを持っている。

重要ポイントは、空気を読む力

【人たらし】に特に欠かせない最も重要な力は「空気を読む力」です。

目に見えるものではないので、点数をつけたり、大きさを測ることはできません。

「相手がどんな気分で、どんなことを考えているか」

「どんな言葉や行動を求めているか」

などを察することができる、または察しようと意識を向けている力は、大きな強みです。

人たらし＝空気を読める人。では具体的にはどんな人なの？

イメージしやすいのは、TVで活躍する芸人さんでしょう。

芸人さんの中でも

「数多くのレギュラー番組に出演される方」

「冠番組を持っている方」

「長い間TVに出続けている方」

が人たらしである可能性が高いです。

・笑いやトークを求める大勢の人々の求めに応じる力

・相手をイラつかせたり不快に感じさせない言動

・ボケやツッコミの絶妙なバランス

これらを駆使して番組を進行していく様子は素晴らしいですよね。

また、継続して人気の高い芸人さんに共通する点の1つとして、「先輩芸人からは上手くいじられながら、後輩芸人には慕われている」もあります。

私たちが普段は見えない裏側でも、スタッフや周りの人達からの厚い人望や人気が必要となるお仕事です。

もちろん、視聴者からの人や需要や好感度、人気の高さが無ければ、TVに出続けることは難しいです。

爆発的な人気が出ても一発屋、なんて言われる方々もたくさんいらっしゃいます。

長くテレビに出ている人は視聴者からも愛される【人たらし】であると言えるのではないでしょうか。

出川哲朗さんや蛭子能収さんのように突拍子もなく、空気も全く読んでいないような言動をするのに、長くテレビに出続ける方もいます。

しかし、今までの活躍振りを振り返ると、自分の求められるキャラを、最大限に表現しているのではないでしょうか。

お二人とも空気を読む天才なのかもしれません。

必要なのは経験値と思いやりの心

【ひとたらし】には豊富な経験値も必要ではないかと感じます。

幼少期〜現在に至るまで人に好かれる技術を磨いているのでは、考えます。

具体的には

・常に相手の立場になって物事を考える。

・どんな言葉が喜ばれるのか、どんな表情が好かれるのかを察する。

・何をしたら相手は嬉しい気持ちになるのかを瞬時に判断する。

これらの洞察力を磨くためには、相手を大切に思い、どうすれば良いのか日々の暮らしの中で考える必要があります。

まとめ

今回は、良い意味で人を魅了し、愛される存在である【ひとたらし】についてまとめました。

少しでも【人たらし】に近づくためには、まずは身近な人に優しく、思いやりを持ち、相手を尊重した接し方を。

そして、できるだけポジティブで、周りに明るく元気なパワーを与えられるような人。

そんな人を目指してみるのはいかがでしょうか。