お外を楽しもう!子どもの外遊びについて〜遊び方やメリット〜

子どもの外遊びには発達にも影響を与える!?

子供の外遊びは、体の発達だけでなく、心の発達にもとても良い影響があると言われています。

しかし、最近は天気が良い日でも、室内でずっとゲームをして過ごしたり、塾や習い事に追われて、外遊びの時間がなかったり、外で遊ぶ機会が少なくなっています。

外遊びは、子供にとってたくさんのメリットがあります。

天気の良い日は外に出て、思いっきり遊んでみませんか?

外遊びで楽しもう!

・体をつくるために外遊びをしましょう!

・体を使って遊ぶことで、認知的能力の発達も促せます!

外遊びは、とても簡単で楽しく遊べます。

難しく考えずに、自分たちが楽しいようにルールを変えてもOKです。

お友達と一緒に遊ぶことで、社会性やコミュニケーションを学びましょう。

鬼ごっこは、最も代表的な外遊びです。

じゃんけんなどで鬼を決めて、鬼に捕まらないようにするというゲームです。

鬼ごっこにも、とてもたくさんの種類があります。

鬼ごっこの種類

かくれんぼ

隠れている子を、鬼が探して見つける遊びです。

缶けり

鬼が守っている缶を、鬼に見つからないようにそっと近づいて蹴る遊びです。

だるまさんがころんだ

鬼はみんなに背を向けて、「だるまさんがころんだ」の掛け声で振り向きます。

みんなは、鬼が見ていない時は鬼に近づくことができます。

高鬼

鬼は高いところに上ることができません。

しかし逃げる側も、高いところに居られる時間も限られています。

高いところにいても、鬼の手が届いたら捕まってしまいます。

氷鬼

鬼にタッチされたら、凍ってしまい、その場から動けなくなってしまいます。

氷になったあとに、仲間にタッチしてもらうとまた動けます。

色鬼

鬼が色を指定します。

その色に触れていれば安全ですが、指定された色が見つけられなければ鬼に捕まってしまいます。

影鬼

鬼に影を踏まれないように逃げます。

鬼に影を踏まれたら、踏まれた人が鬼になります。

鬼ごっこは地域によって、ルールも違ったりします。

2人以上で遊ぶものなので、独自でルールを決めるともっと楽しめるでしょう。

また、公園遊具でも楽しく遊べます。

砂場で山を作って、山崩し。

ブランコで靴を飛ばして距離を競ったり、一人で最長記録に挑戦したり。

丸太の端から真ん中に向かって進み、出会った場所でじゃんけんぽん!

ダンボールで土手から滑る土手滑りなど単純で道具も要らない遊びがたくさんあります。

小学生も外で遊ぼう!

サッカーは、ボール一つあれば、大人数でも遊ぶことができます。

スポーツの枠にこだわらす、ゲームとしても人気があります。

また、外遊びの場所は、公園が最も多いです。

遊具遊びや鬼ごっこ、かくれんぼも小学生では人気の遊び方です。

水遊びも年齢を問わず人気があります。

地域でも差があり、北海道や東北地方は「雪遊び」、中国・四国地域は「釣り」も人気があります。

外遊びをもっと楽しく!外で遊ぶおもちゃ

楽しいおもちゃや道具があると、外遊びがもっと楽しくなります。

ボール

ボールは、一人でも複数人でも遊ぶことができます。

サッカーやドッジボール、キャッチボールなど、無限大の遊び方があります。

縄跳び

たくさん飛べるように練習しても楽しいですし、新しい技にチャレンジするのも良いでしょう。

長い縄なら、みんなで跳ぶこともできます。

フリスビー

飛ばしてキャッチするだけでなく、親子や友達と向かい合って、キャッチボールのようにして遊ぶこともできます。

キックボード

片足で地面を蹴って、前に進むおもちゃです。

デザインも多彩で男の子も女の子も楽しめます。

シャボン玉

ただ飛ばすだけではなく、大きく作ったり、色をつけて飛ばしたりして遊べます。

友達と一緒にどちらが長く飛ばすか勝負して遊ぶこともできます。

ゲームを手放して体を使って遊ぼう

せっかく外にいるのに、公園の片隅でゲームをしている子供たちがいます。

少しでもつまらないと、すぐにゲームを始めてしまう子供も多いことも事実です。

子供の体力は年々低下しています。

学校外の学習活動や室内遊びの時間が増えたことによるスポーツや外遊び時間の減少。

空き地などの子供たちの外での手軽な遊び場の減少などが、体力の低下の一因です。

マンネリ化した遊びよりも、常に新しいゲームの世界での遊びの方が魅力的です。

しかし、外でおもちゃや道具を使って遊ぶことは、子供の時にしかできない体験です。

外遊びで、年齢の異なる子供同士で交わることで、社会のルールやコミュニケーションを学ぶこともできます。

外遊びでのデメリット

外遊びでは、泥や砂が衣類について、どうしても家の中が汚れてしまいます。

また、最近は交通量も増え、危険な場所を通っての移動や、交通事故の心配もあります。

安全に遊べる場所も少なくなっています。

そのため、親も外で遊ぶよりも、目の届く室内で遊んでくれた方が安心という考えをすることもあります。

外遊びのメリット

毎日、体を動かして遊ぶことは、身体的な側面だけではありません。

精神面を含めた社会性の発達や、認知的能力の発達などに対する良い影響があります。

・体力・運動能力の基礎が培われます。

体力は、健康維持のほか、意欲や気力といった精神面にも大きく関わってきます。

楽しく遊びながら体を動かすことで、脳と筋肉をつなぐネットワークが適切に構築されるのを促すことが大切です。

・丈夫で健康な体になります。

体を動かして遊ぶことで、美味しく食事を摂ることができます。

また、適度に疲れることで、十分な睡眠もとれるようになります。

健康的な生活習慣が身につくことで、健康を維持できるようになります。

・意欲的に取り組む心が育まれます。

体を動かす遊びなど、のびのびと動くことは、「やる気」や「我慢強さ」などにつながります。

物事を意欲的に取り組む態度を養い、健やかな心を育みます。

・協調性やコミュニケーション能力が育ちます。

友達と関わりながら遊ぶことさまざまな能力が育ちます。

ルールを守ることで自我を抑制することを覚えます。

コミュニュケーションを取り合いながら遊ぶことで協調性を学べます。

・認知的能力の発達に効果的です。

運動を行う時は、状況判断から実行まで、脳の多くの領域を使用します。

運動知的能力にも良い効果をもたらす可能性が示されています。

外遊びにはメリットがたくさん!

子供の外遊びには、「チャレンジ精神を育む」「発想力がつく」「生活リズムが整う」「五感が刺激されて感性が豊かになる」などメリットがたくさんあります。

晴れた日には、子供と一緒に外で遊ぶことを増やしましょう。

(参考)
文部科学省|幼児期運動指針ガイドブック
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/1319748_5_1.pdf

文部科学省|幼児期運動指針 普及パンフレット
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/1319757_1.pdf

NHK|子どもに“外遊び”をすすめる4つの理由
https://www.nhk.or.jp/lifestyle/article/detail/00119.html