都会が怖い!〜田舎から出てきて感じた怖さの原因〜電車や人々の無関心さ

【都会が怖い】都会が怖いなと感じたことは電車や人の多さ

人口数千人の北海道のど田舎から上京してきて結構な年月が経ちました。

想像していたきらびやかな世界とは縁遠いものの、都会の便利さを享受している毎日です。

田舎から上京した私が感じた、「都会の怖さ」をまとめてみます。

人が多すぎて怖い

東京は人が多すぎます。

街に出ても人の洪水のようです。

疲れて歩く速度が落ちた時に背中から聞こえる舌打ちに恐怖を覚えたことがあります。

混んでいる街のイライラとした気持ちに当てられて気持ちが弱ることもあります。

都会の人混みやあゆみの速さがとても怖い

田舎から出てきた当初は人の歩みの流れに乗れませんでした。

後ろの人から歩いてきた人に舌打ちされたり、故意にぶつかって来られたりして本当に怖かったです。

電車もカルチャーショックでした。

特に朝のラッシュ時は地獄です。

もう入るところがないというくらいぎゅうぎゅう詰めなのに、さらにどしどし人が押し込まれます。

息をするのも大変だし、身動きなんてもってのほか、人には寄りかかられるし、お尻を弄る変態もいます。

耐えられないと本気で思いました。

もう慣れましたが。

都会の電車が怖い

都会に来て一番はじめに感じた恐怖は、電車の路線図でした。

電車に乗っても乗った電車が正解なのか、目的地に着くまでわからないという思いが恐怖でした。

初めて東京を訪れた時、電車の路線図を見て途方にくれました。

色分けしてわかりやすく書かれています。

しかし、普段から電車に乗り慣れない者にとってはまるで暗号のようでした。

さらに不安になるのが駅の構造です。

地元の駅では行き先は一ヶ所で改札で迷うということはありません。

しかし、東京では改札が複数あり、間違った改札を抜けてしまうおそれがあります。

「改札を間違えば、目的地はおろか、引き返すこともできない!」という恐怖に襲われました。

自分がどこにいて、どこに行きたいのかすらわからなくなりました、

一度迷い込んだら最後、「地上に戻るのは無理なんじゃないか」と諦めの心境になったこともあります。

出てみたら目的地と全然違う場所で途方に暮れたこともあります。

2ちゃんねるでも

「東京の路線図は蜘蛛の巣のようで読み取れない」

「駅から出られない」

といった書き込みが見られます。

田舎出身者が最初にハマる罠は、東京の電車の罠です。

田舎者にとって、東京の電車はとても恐怖です。

都会がつまらない

都会がつまらないと感じるのは、「お金をかけなければ何もできない」からです。

東京ではたくさんの選択肢があります。

たくさんの選択肢から選べる楽しみはやはり都会ならではのものです。

しかし、それには「お金があること」が必須条件です。

もちろんお金を掛けずに遊んだり、体験できるものも多いです。

しかし、テレビで見るような華やかな世界はやはりお金がなければ享受できません。

懐がさみしくなると気持ちも沈みます。

財布の中身が心もとなくなった時の心細さは恐怖と背中合わせです。

金銭的に余裕がなくて友達の誘いを断っていてばかりだと「付き合いが悪いやつ」というレッテルを貼られる恐怖もあります。

都会の夜が怖い

東京の夜は明るいです。

遅い時間に歩いていても、深夜ということも忘れるくらい光に溢れています。

遅くても店は開いているし人の息遣いがあります。

田舎のように夜の闇が怖いと思いません。

夜に限りませんが、怖いのは東京の人の無関心さです。

人通りはあるけれど人目は少ないという矛盾が生じます。

道端の争いごとはスルーが基本、です。

この前体験したことですが、一人の人が集団の人にリンチされていました。

奇声を発している人がいるな!とおもったら、5、6人の方がきて殴る蹴るをしていました。

当然、周りの人は誰も助けにははいりません。

争いごとに下手に首を突っ込んで、逆恨みされたり、こちらに危害を加えられたりすることもあるので怖いです。

自分の身にそんなことが起こっても周りに同じような反応をされます。

もし、夜に一人歩きしていて犯罪に巻き込まれたとしてもそれは危機感を持たなかった自分の「自業自得」になります。

都会に恐怖を覚えるのはなぜか

全ては人が多いことに起因しているのかな、と感じました。

人が多いから周りに無関心になります。

自分が進んで首を突っ込まなくても、誰かがするだろう、という考え方になっている自分に驚くことがあります。

もちろん、仲間内ではそんなことはありません。

それを望んで打ち解ければ血の通った関係を築くことはできます。

田舎でも都会ではそれは変わりありません。

また、犯罪との距離が近いようにも感じます。

駅前でのキャッチは日常茶飯事です。

学生の頃には友人がセールストークに引っかかり100万円近い借金を追ったことがありました。

また、初めはとても親切で親しくしてくれた人が、ある日呼び出されたファミレスで突然「幸せになるアクセサリー」(ネックレス15万円)を勧めてきたこともありました。

電車では痴漢被害も良くあります。

人が多いということは色々な人がいます。

親切な人、冷たい人、怖い人、それは田舎でも変わりません。

しかし、都会は人の密度が濃い分、誰かをカモにしたい人と会う確率が高いです。

根っこにあるのは「未知の世界への恐怖」

都会や東京が怖いと感じる理由をあげてきました。

色々な理由がある中で恐怖を感じる理由の根本は自分の生まれ育った場所を離れることが怖いという感情が原因なのかなと感じます。

犯罪は確率が少ないだけで田舎でも同じような目に会う可能性があります。

また、田舎は田舎の怖さがあります。

新しい生活へ踏み出すには勇気がいります。

それは東京出身者でも地方出身者でも同じです。

東京に住んでいる人が「田舎怖い」というのと同じ感情です。

でも、勇気を出して一歩踏み出せば視野が広がります。

新しい環境へ入ると今まで「常識」だと思ってきたことが良い意味でも悪い意味でも覆されます。

しかし、それは自分では思いつくことすらなかった考え方を知る、大切なきっかけです。