自意識過剰の人は構ってちゃん?自意識過剰の原因は?

自意識過剰の原因は

自意識とは自分自身についての意識のことを言い、「自我」としての意識です。

自意識は社会生活上必要です。

しかし、過剰に意識しすぎると生きづらさに繋がります。

自意識過剰な人の心理には「構ってほしい」「他者よりも優れていることを認めてほしい」という願望があり、その願望を叶えようと完璧な行動を取ろうとします。

自分に自信がないので他者の評価を非常に気にします。

弱さを隠すために、自分の優れているところを声高に主張したり、他者をけなすような行動をします。

自意識過剰になる原因の根本は「もっと自分を見てほしい」「もっと自分を認めてほしい」という承認欲求です。

自意識過剰の時には

自意識過剰の時には、次のような特徴的な行動がみられます。

人の目が気になる

他人の目から自分がどう映っているのか気になって落ち着かなくなります。

これは、自意識過剰な人の代表的な特徴です。

自意識過剰な人の根底にあるのは「人から良いと思われたい」という願望です。

他人からの評価を非常に気にします。

鏡をよく覗き込む人や前髪によく手がいく人も、自意識過剰の片鱗が見えています。

鏡を覗き込むのは、他人から自分がどうみられているか気になるからです。

無意識に鏡に映った自分を客観的に観察しています。

前髪をよく触るのは、他人から「かっこいい」「可愛い」と思われたいからです。

前髪は顔を隠したり、かっこよくまたは愛らしく見せてくれるツールなので自然と手が行ってしまいます。

失敗をしたくないという意識が強い

他人からの評価を気にするので失敗を恐れます。

とにかく「人にかっこ悪いところを見せたくない」という意識が強く、他人の前で戸惑ったり、間違えたりすることを恐れます。

完璧を求めすぎて自らハードルを高め、失敗してしまうことも多くあり、それがさらに失敗を恐る原因になります。

自分に自信がない

自己評価が低いのも自意識過剰な人の特徴の一つです。

自分に自信がないので他人の目が気になります。

他人からの評価が自分を測る物差しなので自意識が過剰に高まります。

自信はありませんがプライドは高いので、プライドが傷つけられることがないか、人に嗤われたりしないかなどに意識が行きがちです。

周りの視線を常に気にしているため、物事に集中できず疲弊してしまいます。

挙動が不自然

常に周囲を気にしているため、挙動が不自然になる場合もあります。

人からの評価を気にするあまり言動が定まらず、コミュニケーションに難が出てしまうこともあります。

人間関係がうまく構築できないという弊害も生まれます。

一度失敗すると過剰に反応するためさらに挙動不審になり、負の連鎖に陥りやすくなります

自意識過剰を直したい、どうしたらいいのだろう

相手に嫌われるかもしれない。

他人からよく見られたい。

自意識過剰な人の根本にはこんな思いがあります。

そのため、他の人の視線が気になってうまく話せなかったり、円滑な人間関係が築けないといった悩みに悩まされます。

適度な自意識は社会生活を円滑にします。

人からどう見られるか、という意識は必ず必要です。

この意識が低いと、何日もお風呂に入らなくても平気だったり、無神経なことを平気でしたりとデリカシーのない人間になります。

しかし、過剰な自意識も邪魔なだけです。

人は他人に興味がないことに気がつこう

人は自分が感じているほど他人を見ていません。

他人は自分が思っているほど、人に興味はないのです。

みんなが見ているというのは錯覚です。

人は自分のことで精一杯で、自分のために一生懸命で、人のことを見ている暇はありません。

自分よりできる人は大勢いる

上には上がいるということも認めましょう。

自意識の過剰は、自分をより高く評価してほしいという願望から生まれます。

周りよりも一つ頭の抜きでた人間になろうと無理してしまいます。

どんなに頑張っても、自分よりもできる人がいるという当たり前のことを受け入れることで、自分のペースを取り戻し、健全な精神状態も取り戻すことができます。

思い込まない・考え込まない

自意識過剰の沼は思い込み、考えすぎでハマります。

誰かから受けた視線の意味を考えたり、笑い声を聞いて自分のことを笑っていると思い込んでしまったりします。

この思い込み、考え過ぎが沼から這い上がることを邪魔します。

自意識過剰の一番の改善方法は気にしないことです。

人の話を軽く流す癖をつける、視線の意味などは考えないことを意識すると良いでしょう。

初めは難しいですが、他人の視線が気になり始めたら、別なことに意識を向けるなど、考え過ぎない方法を探しましょう。

初めは難しいですが、徐々に改善できます。

そして、自分に自信を持ってください。

小さな成功体験を積み重ねて、ネガティブな言葉よりもポジティブな言葉を選んでつぶやきましょう。

「まあ、いっか」と受け流すことも大切です。

自然体に生きよう

肥大した自意識を改善するのは簡単ではありません。

諦めず続けることが改善の近道です。

自分を知ることが自意識を改善する最初の一歩です。

自分のできることを知っていれば、小さな成功を積み重ねることも簡単になります。

周りの目を気にせずに、自然体で穏やかな気持ちで行動する自分をイメージして、できることから地道に実行してください。